あなたの前のキャリアスケープ
あなたはどんな仕事人生を生きていきたいですか?
自分の仕事人生に、どんな期待を持っていますか?
なにがやりたいのでしょう?
それ以前に、どうありたいのでしょう?
他人との比較や、世間一般の常識ではなく、あなた自身は、どうありたいのでしょう?
自分にとってのありたい姿 = それが「自己ゴール」です。
自己ゴールへと続く道、それがキャリア・パスです。
見えますか? キャリア・パス
あなたの眼前に広がっている未来、そして振り返ってみたときに見えるこれまで歩んできた道筋、それらで構成される情景(Scape)があなたにとっての「キャリア・スケープ」です。
キャリアスケープは見えていますか?
はっきり見えているというあなた。
後はその道をたどっていくだけですね。
でも、もしかしたら、気が変わるってこともあるかもしれません。
気が変わっても構いません。
決めたゴールを極めなければと思いこむのは少し危険かもしれません。
むしろ「あれ?」と思ったら、一度立ち止まって自己点検の作業をしてみましょう。
「やっぱりこれで良かったんだ」と思うこともあるでしょうし、
「しまった!!」と思うこともあるかもしれません。
でも、いつだって見直しOKです。
何せ、あなたの仕事人生です。
納得のいくように、納得のいくまでやってみましょう。
当面、何をすればいいのかは分かっているんだけど、その先はよく分からないなぁはっきりというあなた。
このまま進むのも良いかもしれませんが、一度、立ち止まって考えてみるのも良いかもしれません。
はっきり「ビジョン」として見えていなければいけないということではありません。
そんな人はそれほど多くはありません。
それに、どれほど視界良好だからといって、千里眼の持ち主でもない限り、そんなにきちんと見えるものではありません。
漠然としていても良いようです。
ただ、進むごとに、やはり自己点検は必要です。
気がつかないうちに、脇道に入っていることもあるかもしれません。
キャリアスケープが見えていなくても
自分は何をやりたいのだか・・・
何に向いているのか・・・
どうしたらよいのか・・・
もう五里霧中といった感じのあなた。
ここはじっくり考え時かもしれません。
一人で考えても、煮詰まってしまう可能性が大です。
キャリア・カウンセラーでもメンターでも、コーチでも・・・どなたか頼りになる人に話をしてみてはいかがでしょうか?
どんな人に聞いたらいいのでしょうか?
それはあなたの状況にもよりますが、「○○したらいいよ」と、簡単に方法論を教えてくれる人だけは、避けた方が良さそうです。
今あなたに必要なのは、
「どうすればよいか」
「なにをすればいか」
「どこに行けばよいか」
ではなく、
「あなたはどういう人なのか」
「どうありたいのか」
を知ることです。
なぜキャリアを考えるのか? キャリアスケープを持つことの意味
これからのキャリアは見えていないより見えている方がいいでしょう。
なぜならその方が不安が少ないからです。
またそれ以上に、主体的な選択をしやすいということもあります。
はっきりとした道筋でなくても、おおよそこちらの方向へ進んでいきたい。そんな自分なりの方向性、キャリアスケープを持っていれば、何らかの意志決定を迫られたときに判断することができます。
なくてはならないというわけではありません。これからつくればよいだけのことです。
すぐに決められるわけではありませんし、決めなければならないわけでもありません。
人と比べて早いか遅いかといった問題なのではなく、自分が納得できるかどうかだけなのです。
では、自分のキャリアスケープを持つということはどういうことなのでしょうか?
そもそもキャリアとは何なのでしょうか?
ここではそうしたことについて考えていきましょう。