自分のキャリアを丁寧に確かめてみる場

私は何者なのか
私はどこに行こうとしているのか
どうすればそこに行けるのだろうか

 個人にとってのキャリア開発とはこの3つの問いに自分なりの答えを出すことです。
 CDWでは、様々な観点から自己分析をし、自己理解を深め、この3つの問の答えを探します。つまり、自分にとってのキャリアとは何か、自分にとってのキャリア開発とは何か、について丁寧に自己分析をしていく場、機会がCDWであるといえます。
 多くの場合、キャリアは組織との関係の中で展開されます。そこで、CDWの場では、組織にとってのキャリア開発とは何か、個人と組織との関係の中でキャリア開発はどのような意味を持つのか、についても理解を深めていきます。

3つのカウンセリングと自己理解

 「内的キャリア」の探索を中心に、外的キャリアとのマッチングをある程度意識しながら進めていきます。
 基本は内的キャリアの探索であり、個人と組織の共生の実現を目指しながら、自己決定ができるようになるための自分なりの物差しを持つ、あるいはその手がかりを得る場です。
 具体的には次のような流れで進んでいきます。

1日目2日目3日目
午前◆自己分析(Ⅰ)続き
 不満/不安
 モティベーター
 能力について
 パーソナリティ
◆自己分析(Ⅱ)続き
 ダイヤグラム分析
◆話し合い
 生きがい・働きがい
◆キャリアプラン
 分析結果の整理
昼食昼食
午後◆オリエンテーション
◆自己紹介・職場紹介
◆CDPの理念
 キャリアとは
 キャリア開発とは
◆自己分析(Ⅰ)
 満足度分析
◆自己分析(Ⅰ)続き キャリア指向性点検
◆キャリア開発事例
◆自己分析(Ⅱ)
 パーソナルデータ
 ライフ・ダイヤグラム
◆キャリアプラン~続き
 適職・不適職
 キャリア・目標
 中・長期キャリアパス
 アクション・プラン
◆まとめ
(16:30終了)
夕食夕食
夕食後キャリア・カウンセリング
自己学習
情報交換会
キャリア・カウンセリング
自己学習
情報交換会

 自己分析作業は3つのカウンセリングが並行して進んでいくことにも特徴があります。3つのカウンセリングとは、ファシリテーターやこのために参加するキャリアカウンセラーとの「キャリアカウンセリング」、そして参加者相互のやりとりの中から気づきを深めていく「グループカウンセリング」、さらに書くことを主体とする自己分析作業によって自然と深まっていく自分との対話「自己カウンセリング」です。明確にそれぞれの時間を設定する場面もありますが、参加者お一人おひとりの状況にも対応できるよう、例えばファシリテーターは2人以上ですすめていくようにするなどの設計がされています。この3つの方法をとりながら、様々な角度から自己にういての分析、理解を深め、キャリアプランの構築を行います。
 ただしキャリアプランの構築そのものが目的ではなく、前項の概念と具体的な方法を習得すること自体に意味があるともいえるでしょう。


 グループが適切に機能するように、ファシリテーターが同席します。
 ファシリテーターはあくまでもグループを支えるためにいるのであって、講師やインストラクターではありません。
 キャリア開発ワークショップ・CDWはNPO日本キャリア・カウンセリング研究会が開催しています。
 参加を希望される場合は、ホームページで開催日を確認の上申し込んで下さい(ホームページは https://npo-jcc.org )。
 なお、企業内での開催など、一定人数以上であれば、上記スケジュールとは別に認定ファシリテーターが開催することもできます。
 お問い合わせは info■careerscape.co.jp へどうぞ。 (■を@に置き換えて下さい)