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キャリアを考える上で留意しておきたいのは、「外的キャリア」と「内的キャリア」の二つの視点、視座から考えるということです。 |
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働く上で、生きていく上での価値、意義が内的キャリアと説明しました。 では、内的キャリアはどのように形づくられていくのでしょうか? 小さな子供たちに「将来何になりたい?」と聞くと、「おまわりさん」「大工さん」「宇宙飛行士」「お花屋さん」「ケーキ屋さん」「先生」などなど、さまざまな答えが返ってきます。そして、「どうして?」と尋ねると「かっこいいから」とか「かわいいから」とかなにがしかの理由を話します。 実際ににやったことはないのですから、どのような働き方をするのか、本当のところどのように面白いのかはやってみないと分からないと思います。お父さん、お母さんの様子を見ていっている子もいるでしょうし、これまでの体験の中からこたえているのでしょう。それでも、子供たちはどのようなことに関心を持っているのか、それはなぜなのかを垣間見ることができます。 これらは内的キャリアの萌芽といって良いのではないでしょうか。 そうして大きくなっていく過程でさまざまなことを学び、また自分が実際に出来ることと出来ないことを知り、また興味関心の対象も変化したり分化したりしていくうちに、つまり内的キャリアが、それと意識していないうちに変化し、それに合わせてなりたい仕事、つまり外的キャリアも変化していると考えることができます。 この変化は就職してからも続きます。 なにせ、実際に仕事をしてみないことには分からないものというものがあります。 それまでは興味を持っていなかったので目も向けなかっただけで、やってみると面白かったということは少なくありません。その意味では、自分なりに確信を持つまで内的キャリアは変わり続けるといえるでしょう。 |
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