役割定義を終えると、それぞれの役割に格付けを設定します。この格付けはそれぞれの役割の処遇条件の設定に用います。
格付けの基準は以下の視点で行います。
1)その役割の難易度
2)その役割の組織に対するインパクトの程度
3)その役割の労働市場性(社内市場、社外市場)
社内の労働市場とはその役割をやってみたいと考える社員がどれほどいるかということを指します。
知識やスキルを必要としない役割であっても社内になり手がいなくて、それでも組織として必要ということになれば格付けは高くなkります。いわば社内労働市場で資本主義の原則が働いたともいえます。
社外の労働市場性とは、社外でのその役割の相場はどうか、あるいは経験者採用をしたときどれほどの処遇条件が必要かを判断基準とします。社内市場性が高くても外部から容易に採用できるのであれば社内市場性にはそれほどの意味がないということになります。
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