レモンを仕入れてレモネードを作って、売る。
 レモネード売りはアメリカの子どもたちが一度は経験する、夏休みの小遣い稼ぎだと聞いたことがあります。
 それを題材に、「きみ」(女の子)がお父さんから小遣いを借りて、仕入れ・製造・販売−の事業プロセスをへて収益を挙げ、会社を清算してバカンスに出かけるまでを追いかけた「絵本」です。
 小学3年生でも読める絵本なのですが、労働争議あり、価格破壊ありと良くできたお話です(実際にどこまで理解できるかは分かりませんが)。

 しかも、続編ではレモン不作を発端とするインフレがこの街をおそいます。
 レモンの原価上昇がレモネードの価格引き上げを呼び、やがて町中の子どもたちのアルバイトの価格にまで跳ね返ります。
 やがてそれはお小遣いがあっても高くて買えないという状態にまでなり、 大人たち(政府)の介入が始まり、経済政策が発動されます。
 この本ではその効果があってインフレが収束していくまでを書いてあります。
   レモンをお金に換える法
   続・レモンをお金に換える法
   いずれも、文=ルイズ・アームストロング、絵=ビル・ハッツ
          訳=佐和 隆光
          出版=河出書房新社
   価格はいずれも1680円ですが、流通はしていないようです。
   図書館で探してみてください。
 

 お勤めの方で多くの方はいわゆる会社員、つまり会社にお勤めだと思います。
 ところが、この会社というものを子どもにうまく説明するのって難しいのですよね。
 会社とは何か? − をごく簡単に解説しているのがこの本です。
 会社が生まれてから(創業から)、無くなるまで(清算まで)を図入りで説明しています。
 ただ、言葉は本来の用語を使っているので、小学生には難しいかもしれません。
   世の中こうなっている 株式会社のしくみ
   北條恒一監修 PHP研究所編・発行 1121円

 この本はすでにさまざまなところで取り上げられていますので、詳細は不要かと思います。
 どんなことが好きなのか、関心があるのかというところから職業を探してみようという本です。
 個人的に好きなのは「はじめに」の部分です。
 別のページで書きましたが、小学生の読み聞かせに行っているので、6年生の子どもたちに読んでみました。
 11歳から12歳である彼ら、彼女らにも感じるところがあったように見えました(感想は求めないことにしているので聞いていませんが)。
 自分のことを振り返ると、13歳の頃にこれほどの選択肢が世の中にあるのだということを知っていれば、中学、高校の時から勉強の仕方も変わったと思います。
   13歳のハローワーク
   村上龍著、はまのゆか絵 幻冬舎発行 2600円


 61の職業について、その仕事をしている「おもしろい人」、つまり「おもしろそうに仕事をしている人」を取材し、まとめたものです。
 確かに、どの人も単にその仕事をしているというのではなくて、思い入れがあったり、そこに至るまでの道筋が一つではなかったりで、読み物としても面白いです。
 小学3年以上なら、読み聞かせても大丈夫。
 ルビが打ってあるので自分で読むこともできそうです。
   私が選んだ職業
   「私が選んだ職業」編集委員会(代表・井上荒野) 編 福音館書店 1500円

これからも見つけ次第、追加していきます。
働くことは生きることと大きな関わりがあります。
生きるということについての本も取り上げていきたいと思います。